「運動」はもういらないの? AIがつかんだ長寿の秘訣
読書の秋・・といっても最近本をひろげている人をあまり見なくなりました。
まあ、私が電車やカフェにいる頻度が少ないだけかも知れませんが💦
確実にいえるのは、書店が町から消えていること。書籍は確実に売れなくなっている事実。
電子書籍にすっかり乗り換え済み~の方も多いかも知れませんね。
私はといえば、いまだに音楽も本も「手触り」「質量」に嗚呼・・と感じてしまう性質がありまして、これは抜けそうにありません。どなたか!電子書籍のメリットを私に売り込んで、すっかりそんな気にさせて下さい・・
最近も、予備知識もなく古本で出会った小説にものすごい衝撃を受けました・・その話はあとで💦
平均寿命ではなく、健康寿命
イトウカイロのクライアントさんもよく話題にされる、NHKのスペシャル番組
「AIに聞いてみた どうするのよ!日本」 ←マツコさん口調なわけですね
ご覧になった方も多いでしょうから、すごくかいつまんで言えば、
日本人の「平均寿命」は、男性81.09歳、女性87.26歳。
これに対して、日常生活が制限されずに生活できる「健康寿命」は、男性72.14歳、女性74.79歳。
数字上は男性で9年、女性で12年の最後の時間が 寝たきりだったり 介護が必要だったりする、という風に読めます。
ここで「何かよい策がないか?」今回、AIに分析してもらった!というのが番組の趣旨。
AIが提出した長寿の秘訣
組み合わせられる要素が複雑すぎて、とても人には分析しきれない10年以上にわたり集められた膨大なデータから、AIがはじき出したのが
「運動よりも食事よりも〇〇が大事」
さて、では〇〇とは??
という番組でしたが、私はすぐに「ふれあい」だと考えました。
普通そうなりますよね??英国には「孤独省」という省庁まで出来たくらいですから!
でも、これが「読書」だというのです・・。
”本や雑誌を読む =読書=”は、運動・食事に比べても群を抜く、完璧な健康要素だという事がわかったのです。
山梨県に学べ!
では!と番組では、全国でもっとも「健康寿命」が長い地域を調査。これが「山梨県」だそうで (*_*)
実は、なぜ山梨県民の「健康寿命」が長いのか?は県の担当者も分かっていなかったのです。
少し前のネット記事など読むと、その理由に「旅」が挙げられていました。
なんでも、地域コミュニティで寄り集まっての小旅行がその原因ではないか?とするものもありました。
昔からある習俗「無尽」ー民間の金融システムのようなもの、地域で積み立てる予算ーといったものが残っていて、それを使ってコミュニティみんなで旅する、これがポイントではないか?と仮説が紹介されていました。(それも面白そうですね!ふれあい、むすびつきです。)
でも、今回の番組ではAIが、とても人には手に負えないような大きなデータから割り出した、という側面があります。
AIが着目したのが山梨県は『人口に対する図書館の数が断トツ全国1位』だという点でした。
人口10万人に対する図書館の数は全国平均が2.61のところ、山梨県は6.59!
AIの分析を聞いて、山梨県の健康福祉課の職員の方々もびっくりされていました。
で、反対に「運動の実施率」となると、山梨県は全国最下位だといいます。
その後、番組では専門家の知見としてー
・図書館に行って本を探すこと自体が運動になっている
・知的な刺激を受けることで 脳を活性する
・読書によって前向きに心が動けば、それが実際の行動につながる(・・認知行動的ですね。)
そもそも本を読むということは、それだけ活力があるという事
・・・などをまとめとしていました。
あなたはどう考えますか?
あまりにこれまでの「運動」「食」といった側面からかけ離れているので、少し”落とし込み”に時間がかかるかも知れませんね。
でも「生きる」というのが、システムとしての心臓が動いているだけ、呼吸が止まっていない だけではない・・という事に着目すると、肚のなかから「それは、そうだろう」という声も聞こえてきます。私のような文系カイロプラクターからしますと、特に!
「知」が喜ぶ、 「心」が歓ぶ、 「精神」が悦ぶ・・・
こういったものなら、例えば「読書」でなくとも言い換えられるような気がしています。
いずれにせよ、これからはAIからもらった宿題を、われわれが解いていく事になるのでしょう。ああ、こういう人とAIの関係性もいいなぁ。
追記:
これだって、データから読んだあくまでも仮説です。
身体という「システム」には、適度な運動(構造を支える事、運動で巡らすこと、ひいては神経系、免疫システムが整うこと)、適度な食(血管が、細胞がキレイでいること!)が健康な体に不可欠であることが否定されるものではありませんので!急にやめないように!!
「こちらあみ子」、今さらですがおすすめ
さて、東洋医学の根幹・『五行』説では 秋は「肺」の季節。乾燥に気をつけたいところです。
そして肺は悲しみに応える。秋は、悲しくなってそれが自然なのです・・
だからといってあまり悲観的な考えに支配されるのはおすすめしませんが、適度に悲しみを「味わう」のも知的好奇心をくすぐります。
悲しみにも色々な形がありますからね。
最近古書でつかんだ今村夏子さんの「私はあみ子」。・・・すごく良かった。
どれくらい良かったかというと、その日は戸川純のライブを生まれて初めて体験しましたが、新宿からの帰りの電車内でこの本を読み終えたため、すっかりそれが霞んでしまった・・くらい(戸川さんだってスゴかったのですよ!好き好き大好き!)、
とても複雑な悲しみを味あわせてくれます。
とても平易な文章で綴られる短編なのですが、読後感がすごかった。かといって後味が悪かったらおススメしません。泣ける!とか言いたくないですが、見たことないようなカットの宝石みたいな。
・・って調べてみれば、この作品で太宰治賞や三島由紀夫賞を獲られているのですね、今さら💦ですが未読の方は、ぜひ。
知的好奇心くすぐって、素敵な秋をお過ごしください!
空き状況と予約カレンダー
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14:00:午後(14:00-16:30)
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